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 米Oracleは,小売業界向けソフトウエア開発を手がける米Retekの全発行済株式の約92.8%を取得し,Retek社の経営権を掌握した。Oracle社が米国時間4月6日に明らかにしたもの。Retek社の発行済株式の約83.0%を1株当たり11.25ドルで公開買付(TOB)し,既に所有していた9.8%の株式と合わせ9割超を確保した。

 Oracle社は,辞任するRetek社役員を入れ替える形で新たに5人任命し,役員会の過半数を押さえる。3人の役員は,両社の買収手続きが完了するまで留任する。

 Retek社の買収に関する経緯は以下の通り。

 Retek社は,ドイツのSAPが同社を買収することで2月に合意し,SAP社はRetek社の株式1株当たり8.50ドル(買収総額は約4億9600万ドル)でTOBを実施した。

 しかしOracle社が1株当たり9.00ドルでRetek社のTOBを3月9日に開始。Oracle社は,3月7日と8日に,Retek社の全発行済み株式の約10%にあたる550万株を購入済みだったという。

 これに対し,SAP社はTOB価格を1株当たり11.00ドルに(買収総額は約6億2900万ドル)引き上げることを3月17日に発表。Oracle社も対抗して,同日に1株当たり11.25ドルに引き上げた(Oracle社のプレス・リリース)。

 その後Oracle社とRetek社は,1株当たり11.25ドルの買収で最終合意に達した。

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