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 米国の非営利団体Electronic Frontier Foundation(EFF:電子フロンティア財団)は,個人ブログ運営時の注意事項を提言した。EFFが米国時間4月6日に明らかにしたもの。「不利な状況に陥らないようブログで発言するには自分の個人情報をうまく管理することが大切で,それには匿名運営が最良の方法だ」(EFF)

 匿名運営は思ったより簡単でないという。EFFは「実名や自分の写真を掲載しないのは当然だが,職場環境に関するブログなら,会社の場所,従業員数,事業分野などについても書かない方がよい」とアドバイスする。「匿名性を高める手段として,匿名で利用可能なブログ・サービス『Invisiblog.com』や,ブログ編集に使うパソコンのIPアドレスを隠せる匿名ネットワーク『Tor』の使用も検討に値する」(EFF)

 友人や家族とのコミュニケーションが主目的のブログなら,パスワードで読者を限定できる「LiveJournal」などのサービスを使うとプライバシを守れる。Googleなどの検索エンジン経由でブログの存在が知られることもあるので,EFFは「“robots.txt”という特別なファイルを設定し,検索対象から外す」ことも勧めている。

 またEFFによると,「これまで数十人がブログ運営を理由に解雇され,その数は増えつつある」という。「米憲法修正第一項(First Amendment)は言論の自由を保障しているが,これは政府からの保護を目的としている。民間企業は,任意の理由で従業員を解雇できる。職場などの環境からブログ運営者を守る法律は,どの州にも存在しない」(EFF)

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