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 米Adobe Systemsは米国時間4月18日に,米Macromediaを買収することで最終合意に達したと発表した。買収総額は約34億ドル。取引は株式交換方式で行い,2005年秋に完了する予定。

 Macromedia社の株主は,Macromedia社の普通株1株につき,Adobe社の普通株0.69株を受け取る。Adobe社株式の4月15日の終値をもとに換算すると,買収金額はMacromedia社普通株1株当たり41.86ドルとなる。米メディアの報道(CNET News.com)によれば,これは4月15日の株価(33.45ドル)より25%高い。

 Adobe社は,「両社の合併により,さまざまなOSやデバイス,メディアに向けて魅力的なコンテンツを作成,管理,配信するためのいっそう強力な手段を提供できる。幅広い顧客のニーズに応え,モバイルや企業分野など新たな市場での事業展開を図る」と述べた。

 なお,両社の役員会は合併を承認済みだという。合併後も,Adobe社CEOのBruce Chizen氏と同社社長兼COOのShantanu Narayen氏が現職を継続する。Macromedia社社長兼CEOのStephen Elop氏は,Adobe社Worldwide Field Operations部門プレジデントに就く。Adobe社上級副社長兼CFOのMurray Demo氏と,Adobe社役員会共同会長のJohn Warnock氏およびCharles Geschke氏は同職にとどまり,Macromedia社役員会会長のRob Burgess氏はAdobe社役員会に加わる。

 「取引完了までにはコスト削減の見通しを明確にできると思うが,合併の主な動機は,新市場への事業参入と拡大を推進することだ」(Chizen氏)

 ちなみにAdobe社は,2005会計年度第2四半期(2005年3~5月期)の売上高を4億7500万~4億9500万ドル,1株当たり利益を0.51~0.55ドルと見込んでおり,「3月17日の予測を達成する見通し」(Adobe社)としている。

 またMacromedia社は,2005会計年度第4四半期(2005年1~3月期)の売上高が,1月19日時点の予測である1億800万~1億1300万ドルを超える見通しであることを,同日発表した。

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[Adobe社のプレス・リリース1]
[Adobe社のプレス・リリース2]
[Macromedia社のプレス・リリース]