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 メディア大手の米Viacomは,2005年第1四半期の決算を米国時間4月19日に発表した。同期の継続事業からの純利益は5億8500万ドル(1株あたりの利益は36セント)で前年同期の5億800万ドル(同29セント)から増収となった。

 同社は,ケーブル・ネットワークのMTVやNickelodeon,米CBS-TVネットワーク,米Paramount Picturesなどを所有している。今回の営業利益と継続事業からの純利益には,2004年に分離されたホーム・ビデオ/ゲーム販売事業Blockbusterの業績は含まれていない。

 同期の売上高は,ケーブル・ネットワーク部門の増収にけん引されて前年同期の53億ドルから5%増の56億ドルに達した。同期は,ネットワーク・ケーブル部門で売上高が19%,広告収入が5%の伸びをみせている。

 営業利益は,前年同期の1億500万ドルから7%増の11億ドルに達した。部門別にみると,ケーブル・ネットワーク部門が19%,アウトドア部門が10%,エンタテイメント部門が10%増加している。キャッシュ・フローは,税金や資本支出などにより前年同期の8億4700万ドルから2%減の8億2800万ドルとなった。

 同社会長兼CEOのSumner M. Redstone氏は,「Viacom社は,ケーブル・ネットワーク部門の業績によって強調されるように,非常に堅実な2005年のスタートを切ることができた。同部門は,同期に売上高で19%,営業利益で20%の増収を記録している」とコメントしている。

 同氏によれば,アウトドア部門は前年比20%増の営業利益を上げるとともに,売上高でも2ケタ台半ば増収となった。ラジオ部門は,特定のラジオ局と番組への投資戦略が効果を上げている。テレビ部門では,スーパーボールの放映権獲得の失敗と政治的な広告支出により前年より売上高と利益が低下した。

 同社は,第2四半期の見通しを明らかにした。売上高と営業利益は1ケタ台半ばの増収を見込む。また,通期では1株あたりの利益が1ケタ台後半の成長を達成すると予測している。

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