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 米IDCは,2005年における世界のIT支出に関する調査結果を米国時間5月4日に発表した。それによると,企業がIT予算を引き続き増加させており,セキュリティ,法令順守,インフラ管理,ビジネス・インテリジェンスを中心とする新しいプロジェクトに着手している中,世界のIT投資はほぼ予想通りのペースで推移している。

 欧州では,経済情勢悪化の影響で大手企業が大型のIT投資を控えるため,西欧のIT市場の伸び率は4%にとどまる見通し。日本ではわずか1%,米国では5%の伸びになると予想している。

 同社調査マネージャのJuan Orozco氏は,「世界のIT市場は今後5年間で,GDPの伸びをわずかに上回る年率6.0%で成長するだろう。経済情勢が安定すると仮定した場合,IT予算はすべての地域で引き続き増加し,中国,インド,ロシアといった新しい市場は大きな成長が予想される」とコメントしている。

 同社によれば,光機器,無線ネットワークの導入,IP帯域幅への強いニーズがネットワーク機器への投資をけん引する。2005年には,ネットワーク機器への投資が61億ドルに達し,2004年から2009年にかけて年率10%強の伸びを示すと予想している。アジア太平洋地域におけるネットワーク機器への投資は,中国を抜いてインドがもっとも成長すると同社は予想している。

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