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 XML関連の標準化団体Organization for the Advancement of Structured Information Standards(OASIS)は,ソフトウエアの導入とライフサイクル管理の標準的な手法を策定する技術委員会「OASIS Solution Deployment Descriptor Technical Committee(SDD TC)」を発足させる。OASISが米国時間5月17日に明らかにしたもの。

 米IBMのThomas Studwell氏(同氏はSDD TC議長に就任する予定)は「相互に関連性のあるソフトウエア群の導入とライフサイクル管理は,手作業で行うことが多い」と述べる。「それは,分散型エンタプライズ・アプリケーションの導入パッケージを記述する標準的な手法が存在しないからだ。我々は,パッケージの標準記述方法や,(ソフトウエア間の)依存性や各種ライフサイクル管理作業を表現する手段を開発する。これにより,現在の問題を軽減するとともに,間違いを起こしやすい現在の手作業について相当部分を自動化できる」(同氏)

 SDD TCは,分散型マルチ・プラットフォーム環境でのライフサイクル管理向けとして,ソフトウエア導入時の特性を表現するための標準手法を策定する。具体的には,SDD用XMLスキーマ,SDD向けパッケージ・フォーマット,リソース・コンテンツ,ソフトウエアなどの開発を予定している。

 SDD TCの活動方針について,OASISは「Global Grid Forum(GGF),Open Services Gateway Initiative(OSGi),Distributed Management Task Force(DMTF)といった標準化団体と協調する」としている。成果物は,OASISの知的財産ポリシー「OASIS Intellectual Property Rights Policy」で定義されている「Royalty Free on Limited Terms Mode」(制限付きロイヤルティ・フリー)に沿って取り扱う。

 SDD TCには,米Computer Associates International(CA),富士通,米Hewlett-Packard(HP),IBM社,NEC,米Novell,米Sun Microsystems,米Zero G Softwareなどが参加する予定。

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