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 米NPD Groupは,2004年ホリデー・シーズンにおけるエンタテイメント製品に対する消費者の動向を調査した結果を米国時間5月19日に発表した。同社によれば,エンタテイメント・オプションの多様化により市場競争が激化している。しかし,さまざまなエンタテイメント部門にまたがる相互依存性も増しているという。また,ライセンシングがエンタテイメント製品の販売を促進していることも明らかになった。

 調査によれば,2004年ホリデー・シーズンにおいてもっとも人気があったエンタテイメント製品カテゴリはDVDだった。13歳以上の米国人の42%は前年11月と12月にビデオを購入している。2番目は玩具で37%,CDが36%,ギフト・カードが30%,ビデオゲームが20%と続いた。

 2004年ホリデー・シーズンにおいて,エンタテイメント製品の購入者は,複数のカテゴリをまたいで製品を購入している。たとえば,音楽製品の購入者の62%はビデオを購入しており,ビデオ・ゲーム購入者の62%が玩具を購入している。

 NPD社エンタテイメント業界アナリストのAnita Frazier氏は,「マーケティング担当者にとって,中心となる事業で共食いを招かないようにしながら,消費者のエンタテイメント製品へのニーズを活かす方法を理解することが課題となる。また,エンタテイメント業界部門では,ブランド価値を最大限に活かすために,それぞれクロスプロモーションと商品化の相乗効果が得られる部分を理解する必要がある」と説明している。

 NPDでは,2005年以降はライセンシングの売り上げが急増すると予測している。前年のホリデーシーズンでみると,映画のサウンドトラックを購入した消費者の79%は,映画を観た後にサウンドトラックを購入している。43%は映画に関連する玩具を購入している。また,33%は映画を題材としたゲームを購入しており,ビデオゲームの購入者の20%はゲーム内で使われている音楽を購入している。

 同氏によれば,特にティーンは,ゲーム内で使われる音楽を積極的に購入している。そのため,音楽会社にとっては,新しいアーティストのプロモーションや,音楽を購入するよりも交換で済ませていた消費者を引き戻すための素晴らしい媒体となっているという。

 また,消費者にとって,低価格,便利さ,豊富な選択肢は重要であるが,ホリデー・シーズンには,一カ所で買い物が済ませられることの価値が高くなるという。同社は,消費者は時間を節約する必要があり,効率的なショッピング・モデルを提供するオンラインの店舗が,ホリデー・シーズンに有利な理由のひとつとなっていると指摘している。

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