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 米AMDが,x86アーキテクチャ対応の省電力組み込み用プロセサ「AMD Geode LX 800@0.9W」を米国時間5月23日に発表した。消費電力は0.9Wと低いため発熱が少なく,冷却ファンが不要という。Microsoft Windows XPと同XP Embeddedに対応しており,組み込み製品やモバイル機器,家電品でデスクトップ・パソコンと同様の機能を提供できる。

 同プロセサについて,AMD社は「消費電力当たりの処理性能は業界トップ」と説明する。「x86アーキテクチャ,低消費電力,高性能を兼ね備え,高精細テレビやIPセットトップ・ボックス,シン・クライアント,POSキオスク端末,Windows対応タブレットPCなど,さまざまな家電品やコンピュータ製品に理想的なプロセサ」(同社)。さらに,バッテリ動作の小型フォームファクタでありながら,デスクトップ・パソコンの機能を備えたx86対応モバイル・マルチメディア機器といった,新しい分野の製品も実現可能という。

 DDRインタフェースによりメモリー帯域幅を広げ,USB2.0でI/Oを強化した。「Windows XPおよび同XP Embeddedに最適化してあるので,プログラミングが行いやすく,消費者も操作環境に慣れている」(同社)

 同プロセサ用チップセット「AMD Geode CS5536」と組み合わせた場合,1万個ロット時の単価は45ドル。処理速度の遅いモデルも用意している。

 米メディアの報道(CNET News.com)によると,同プロセサの動作周波数は533MHzで,台湾VIA Technologiesの800MHz版プロセサと同等の処理性能が出せるという。

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