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 無線USBの普及促進を図る業界グループWireless USB Promoter Groupは,USBを無線化する「Wireless USB 1.0」仕様の策定が終了したことを米国時間5月24日に発表した。USB-IF(USB Implementers Forum)が同仕様の認証,準拠テスト,ロゴのライセンシング,マーケティングを行なう。

 Wireless USBは,無線技術の柔軟性と有線USB技術の使い易さ,速度,セキュリティを兼ね備えた高速無線技術。パソコン,家電,モバイル製品で利用でき,既存のUSBインフラとの後方互換性を備える。

 Wireless USB Promoter Group会長のJeff Ravencraft氏は,「現在,製品開発が進められており,最初のWireless USB対応製品は2005年末に出荷されると予測される。最初は,アドイン・カード,外部アダプタ,組み込み型シリコン・モジュールといった形態で実装されるだろう」とコメントしている。

 Wireless USBは,プロトコル間で干渉が起きないよう協調制御を行なう「WiMedia Convergence Architecture(WiMCA)」をベースとしている。マルチバンド直交周波数分割多重(MB-OFDM)方式UWBの物理層とMACを利用する。WiMediaの無線プラットフォーム上に構築された他の上層プロトコルと共存するように設計されている。Wireless USBは,無線通信距離が3mのときにUSB 2.0のハイスピード・モードと同じデータ転送速度である480Mビット/秒,通信距離が10mで110Mビット/秒を実現する。

 Wireless USB Promoter Groupは,米Intel,米Agere Systems,米Hewlett-Packard,米Microsoft,NEC,オランダPhilips Semiconductors,韓国Samsung Electronicsの7社で組織されている。同仕様は USB-IFのWWWサイトで公開している。

 同仕様の発表は,米サンフランシスコにて開催されている第1回目の無線USB開発者向けカンファレンス「Wireless USB Developers Conference」で行なわれた。次回のカンファレンスは,9月27~29日に東京にて開催される。

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