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 米IBMは米国時間5月24日,匿名性を維持したまま情報を共有および比較できるソフトウエア「DB2 Anonymous Resolution」を発表した。データ・リポジトリ内のIDを保護しながら,組織間で迅速かつ安全な情報共有が行えるという。「金融サービス,ヘルスケア,小売業界などのオープンかつコラボラティブな情報交換を支援する」(同社)

 DB2 Anonymous Resolutionは,復元不可能なデジタル署名と,匿名化したデータを関連付ける技術を用いる。データがオリジナルの状態で参照されることを防ぐことにより,プライバシを強化し,データの誤用や情報漏洩のリスクを削減できる。組織間でのよりセキュアな情報共有を促進すると同時に,プライバシおよびセキュリティ規制などへの準拠,デュー・ディリジェンスといった戦略的取り組みに役立つという。

 「最近,個人情報の盗難や流出が頻発しており,各業界は安全な情報共有を最優先課題の1つとして挙げるようになっている。DB2 Anonymous Resolutionでは,テキストのまま,あるいは暗号化したデータを送るよりも,安全な方法で個人情報をオープンに共有できる」(IBM社Entity Analytics部門バイス・プレジデントのJohn Slitz氏)

 DB2 Anonymous Resolutionは,直ちに利用可能とする。同製品を手がけた同社Entity Analytic Solutions(EAS)事業部門の前身は,IBM社が2005年1月に買収した米SRDである。

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