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 米IBMと米Red Hatは,学生がオープンソース技術を身につけIT専門職で能力を発揮できるように,Linuxのスキル養成やカリキュラム開発を共同で行う。IBM社が米国時間5月24日に明らかにしたもの。IBM社が実施している学生のITスキル養成のための取り組み「IBM Academic Initiative」と,Red Hat社のLinux/オープンソース教育プログラム「Red Hat Academy」を通じて教育関係者と連携する。

 両社は,大学研究所,コミュニティ・カレッジ,職業学校などの高等教育機関で,Linuxに関する高度な知識や,IBM社のソフトウエアやサーバーに関するトレーニングを提供する。「学生が卒業する頃には,オープンな標準とビジネス・オンデマンドの関連性および可能性を理解し,Linuxに関する詳しい知識など,就職に必要なスキルを身につけているはずだ」(IBM社)

 IBM社IBM Academic Initiative担当副社長のGina Poole氏は,「Linuxを含むオープンソース技術に精通したプロフェッショナルに対する需要が急速に伸びている。Red Hat社と協力して,学生が最先端のオープンソース技術を身につけられるように支援する」と述べた。また,Red Hat社Global Learning Services部門担当副社長のPeter Childers氏は,「雇用者がオープンソースのスキルを求めているのは,Linuxが大手企業に普及しつつあることの現れだ」と指摘した。

 またIBM社は同日,大学向けの新たなカリキュラム「Services Sciences, Management and Engineering(SSME)」を発表した。IBM Academic Initiativeを通じて提供する。同コースはIBM社が大学機関,業界のパートナ企業,政府機関の協力を得て作成したもの。「IT分野とビジネス・サービス分野のケース・スタディによって,人的資源と技術の効率的な活用方法などを学ぶことができる」(同社)としている。

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