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 オランダのRoyal Philips Electronicsと米Mediabolicが,家電製品に接続可能なメディア・センター向け参照設計を台湾で現地時間5月30日に発表した。価格は5000ドル。2005年7月より利用可能とする。

 同参照設計は,Philips社のマルチメディア用LSI「Nexperia PNX1500」と,Mediabolic社のミドルウエアをベースとする。スタンドアロンの次世代メディア・アダプタや,テレビ用の組み込み機器の開発に使える。手持ちの音楽や写真,ビデオを再生したり,ネットワークからダウンロードしたコンテンツを表示したりする機能を持つ。

 Nexperia PNX1500は,MPEG-2,MPEG-4,DivX,H.264,Windows Media Videoなどのオーディオ/イメージ/ビデオ・フォーマットに対応する。標準解像度の映像を高精細映像に変換する機能や,液晶ディスプレイ(LCD)コントローラ,グラフィックス・エンジンを備える。フル解像度のMPEGエンコード機能と,内蔵のIDEおよびPCIコントローラにより,デジタル・ビデオ・レコーダ(DVR)機能の実現や,無線通信機能の追加も行える。

 Mediabolic社のミドルウエアは,ローカル環境のコンテンツやオンライン・コンテンツの再生などをリモコン操作できる環境を構築する。Universal Plug and Play(UPnP)やデジタル著作権管理(DRM)技術などの相互接続性を目的とした標準技術に加え,ネットワーク接続機器間におけるデジタル・コンテンツの共有を目的とする団体Digital Living Network Alliance(DLNA)のガイドラインと,米IntelのNetworked Media Product Requirements(NMPR)に対応している。

 Philips社は,5月31日~6月4日に台湾の台北で開催されるCOMPUTEX TAIPEI 2005において,同参照設計のデモンストレーションを行う。

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