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 米Standard & Poor'sは米国時間5月26日に,無線業界の今後の動向について調査した結果を発表した。それによると,無線業界では少数の大手キャリアが市場を支配し,ますます有線業界に似た様相を帯びてくるという。

 米Sprintと米Nextel Communicationsの合併が完了すると,米国無線ユーザーの85%を,上位4社が占めることになる。上位4社とは,Sprint/Nextel社,米Cingular Wireless(2004年10月に米AT&T Wireless Servicesを買収),米Verizon Wireless,ドイツT-Mobile Internationalの米国法人T-Mobile USAである。

 もうひとつの特徴として,基本通話時間の拡大など価格プランの競争が激化する。米国での携帯電話普及率は60%を超えており,無線キャリアは顧客獲得の戦略強化を図っている。プリペイド・サービスのユーザーや若者層といった分野に目を向け始め,米Qwest Communications Internationalや英Virgin Mobile Telecomsといったホールセール顧客にも注目している。

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