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 米Borland Softwareは米国時間5月31日に,Java開発環境「JBuilder」に関する今後のロードマップについて明らかにした。今後1年のあいだに,エンタープライズJava開発者に向けた新製品2種を市場投入する。2006年の新製品では,Eclipseをベースにする。

 2005年末までに新版の「JBuilder 2006」を,2006年前半に商用製品「Peloton」(開発コード名)をリリースする。Pelotonは,基盤となる統合フレームワークにEclipseを採用する。JBuilderのサポートおよびメンテナンスの対象となるユーザーは,無償で両製品にアップグレードできる。

 Borland社製品担当上級バイス・プレジデントのBoz Elloy氏は,「我々は,開発の新たな時代に入っている。開発者は,個人の技術を高めつつ,チームに貢献しなければならない。ソフトウエアの成功を左右するのは,チームワーク,コミュニケーション,機敏性,効率性だ。当社の次世代製品では,開発者個人とチームがこうした要求の中で能力を発揮できるようにする」と述べた。

 JBuilderは,開発者が最新の技術とJava標準を簡単に活用するための手段を提供する。今後はこれに加え,「分散環境での共同作業,大規模プロジェクト,役割の拡大といったソフトウエア投入サイクルの課題に対応できるようにする」(同社)。

 現行の「JBuilder 2005」は,すでにコラボレーション環境を視野に入れたリファクタリング機能などを備えている。JBuilder 2006は,さらに,共有コード・エディタ・ビューや共同デバッギングといったコラボレーション機能を追加する計画である。また,コード変更の結果がリアルタイムで確認できるようにする。

 Pelotonは,JBuilderの使い勝手を継承し,高度なコラボレーション機能やアプリケーション・ライフサイクル管理(ALM)機能を組み込む。開発者は,Eclipseプラットフォームおよびプラグインを利用できる。

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