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 中国のLenovo Group(聯想集団)は,2005年3月末締め通年の決算を現地時間6月8日に発表した。売上高は2.7%減って225億5000万香港ドル。株主に配当可能な収益は6.4%増の11億2000万香港ドルで,1株あたりの利益は6.4%増の14.99香港セントとなった。

 同社は非中核事業の縮小を進めており,売上高の減少の要因として子会社売却の影響をを挙げている。この影響を除いた場合,通年の売上高は1.6%増加していたと説明している。2005年から中核となるパソコン事業に注力する戦略を実施した結果,通年の粗利益率は,前年の14.62%から14.75%に上がった。

 同社は,5月1日付けでIBM社のパソコン事業の買収を完了している。新会社の従業員は1万9000人。年間出荷台数はおよそ1400万台でパソコンの売上高は約130億米ドル規模となり,世界第3位のパソコン企業となった。

 同社によれば,IBM社のパソコン事業の統合を完了させる一方で,粗利益率と市場シェアを伸ばすことに成功している。

 同社CEOのSteve Ward氏は,「新会社として最初の30日間で,かなりの進展を見せることができた。この期間に,最軽量級でバッテリー駆動時間が長いタブレット『ThinkPad X41 Tablet』,デュアル・コア・プロセサを搭載する新しいデスクトップ・モデル『ThinkCentre M52』,『同A52』を発表した。また,米Intel,米Microsoft,米LANDesk,米Symantec,米IBMと共同で米国においてイノベーション・センターを設立する計画も発表た」とコメントしている。

 その他にも,中国で開催した第1回「Lenovo PartnerWorld」において,ノート・パソコンと消費者向けパソコンの18モデルを紹介した。また,NBC社のコンピュータ機器を提供し,2006年トリノで開催される冬季オリンピックにおいて同社のネットワーク・サポートを行なうことで提携したことも明らかにしている。

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