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 米Yankee Groupは米国時間6月21日,2005年における米国と欧州の無線利用について調査した結果を発表した。それによると,米国の消費者が無線サービス・プロバイダを選ぶ場合,利用料金のほか,サービス提供エリア,顧客サービス,ファミリー割引の有無を重視していることが分かった。「市場が成熟している米国では,料金を後払いするユーザーの約半分がファミリー割引を利用している」(同社)

 米国では無線データなど,高度なサービスに対する消費者の関心は横ばいである。しかし,写真を送信可能な携帯電話の利用者は前年と比べ倍増した。また,25才以下の消費者層が無線データや無線アプリケーションの普及をけん引している。とりわけ音楽関連のアプリケーションへの関心が高いという。

 欧州の消費者も,利用料金を最も重視している。しかし,消費者の大半が顧客サービスなど,プロバイダに不満を感じていることが分かった。また,携帯電話の利用者は着実に増加しているが,消費者はブロードバンド接続や,より安い着信専用として固定電話回線を維持している。

 欧州では,高度な無線データ・サービスに対する関心が徐々に高まりつつある。写真の送信をはじめ,メッセージングや音楽関連のアプリケーションに興味を持つ消費者が多い。

 企業市場をみると,米国企業による無線のデータ/音声サービス向け支出は平均570万ドルだった。従業員数が500人を超える企業では,従業員の40%がモバイル・ユーザーである。米国のモバイル従業員数は約5000万人の計算になり,「企業向け無線製品およびサービス市場は膨大だ」(Yankee Group社)。

 欧州の企業市場もモバイル化が加速している。従業員数が500人を超える企業では従業員の37%が,500人以下の企業では従業員の48%がモバイル・ユーザーである。欧州の大企業は無線データ/音声/ビデオ,WLANサービスに平均3550万ドルを費やしており,米国企業をはるかに上回っている。

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