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 オランダのRoyal Philips Electronicsが,極めて低価格な携帯電話機の開発を可能とするハードウエア/ソフトウエア統合ソリューションを提供していくと,現地時間6月29日に発表した。第1弾の製品として,2005年第1四半期に5ドルを切る超低価格版「Nexperia Cellular System Solution 5130」のサンプル提供を開始する。

 超低価格版5130はGSM対応ソリューションで,通話機能のほか,ショート・メッセージング・サービス(SMS)や和音呼び出し音などの機能,白黒画面を備える。「携帯電話機の実現に必要なハードウエア,ソフトウエア,周辺機器をすべてパッケージ化しており,販売価格が20ドル以下の携帯電話機を開発できる。その結果,中国,インド,アフリカ,南米,東欧など,急成長中の市場でさらに普及を加速する」(Philips社)

 Philips社半導体部門担当上級副社長のThierry Laurent氏によると,「現時点で全世界における携帯電話網の人口カバー率は77%あるが,加入者は全人口の25%しかない」という。「携帯電話インフラは世界中に張り巡らされているのに,端末の価格が比較的高いため見込み顧客が利用に踏み切れずにいる。携帯電話機メーカーに超低価格の統合ソリューションを提供し,世界各地の巨大な潜在市場を開拓する」(同氏)

 同ソリューションは,中国の上海にある施設で開発を進める。同社は「2008年には,携帯電話機の価格を15ドル以下に下げられる」としている。

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