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 米Gartnerは米国時間6月29日,Web会議およびコラボレーション・ソフトウエアの世界市場に関する調査結果を発表した。それによると,同市場は2005年に前年比16%増の6億8170万ドル規模に達し,2008年には11億ドル規模へと着実に成長する見込みという。「企業によるリアルタイム・コラボレーション技術の需要増が,市場の成長を後押しする」(同社)

 Gartner社は,Web会議やコラボレーション技術が部門別アプリケーションの一部として,またポータルなどへの情報アクセスを強化する手段として提供されるようになるとみる。

 Gartner社副社長兼リサーチ・ディレクタのTom Eid氏は,「Web会議とコラボレーション技術は普及の初期段階にあるが,ベンダーはさまざまなコンテンツや通信技術を組み合わせて,より統合化されたコラボレーション機能の提供に努めている。これらの機能がビジネス・プロセスに組み込まれるに伴い,普及はますます進むだろう」と予測した。

■ 世界市場におけるWeb会議およびコラボレーション・ソフトの新規ライセンス収入
(単位:100万ドル)

                     2004年    2005年    2006年    2007年    2008年
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新規ライセンス収入   587.8     681.7     810.8     970.2     1,153.4
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出典:Gartner社

 2005年におけるWeb会議やコラボレーション・ソフトウエアの成長率を地域別にみると,欧州が前年比16%増,日本を除くアジア太平洋地域が同20%増,北米が同16.3%増になる見通し。また,日本は前年比12.4%増,中南米は同10.2%増になる見込みである。

 「文化的な背景がコラボレーション技術の普及に大きな影響を与えている。北米や欧州では,コラボレーション・ツールを利用したミーティングややり取りが,他の地域よりもごく当たり前に行われている。中南米では,コラボレーションの際に電子メールが頻用されており,アジア太平洋地域や日本では,直接相手と顔を合わせるミーティングが好まれる傾向にある」(Eid氏)

 同社はまた,インスタント・メッセージング(IM)とビデオ会議の需要も伸びると予測している。「IMの国際標準の整備が進み,他の通信手段との相互接続性が確保されるようになると,電子メールと同じくらい普及するだろう。一方,ビデオ会議はデスクトップ環境に組み込まれ,Web会議やIMなどとの統合が進む」(同社)

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