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 英SurfControlは「電子グリーティング・カードを装ったオンライン攻撃が増えつつある」などとする調査結果を,米国時間7月19日に発表した。同社によると,過去3カ月で,悪意のあるコードが含まれた電子メールは30%増えており,そのうち過半数が,偽の電子グリーティング・カードのリンクをユーザーに開かせようとするものだった。

 なお,米メディアの報道(InfoWorld)によると,過去1年で,電子グリーティング・カードを装った不正な電子メールは90%も増加しているという。

 偽の電子グリーティング・カードの通知メールを受け取ったユーザーがリンクをクリックすると,通常の電子グリーティング・カードに見せかけたサイトが表れる。しかし,そのサイトの背後では,コンピュータのOS,ブラウザ,仮想マシン,アンチウイルス・ソフトなどの各種設定情報を収集するスクリプトが働き,狙いのコンピュータに合ったトロイの木馬をインストールする。

 するとコンピュータは,ゾンビ・マシンとなり,スパム・メールを大量送信する。また,キーロガーなどが組み込まれて,重要な個人情報を攻撃者に渡してしまう可能性もある。

 SurfControl社Global Threat Analysis担当バイス・プレジデントのSusan Larson氏によれば,「毎月,数百万件という電子グリーティング・カードが企業のコンピュータから送られており,偽の電子グリーティング・カードを一目で見分けるのは難しい」という。偽の電子グリーティング・カードは,親しげなメッセージが添えられ,従業員にちょっとした驚きを運んでくる。「それは,企業のネットワークを乗っ取ろうとする悪意のあるコードだ」(同氏)

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