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 米Microsoftは米国時間7月21日に,2005会計年度第4四半期(2005年4~6月)と2005会計年度通期(2004年7月~2005年6月)の決算を発表した。第4四半期の売上高は101億6000万ドルで,前年同期の92億9000万ドルと比べ9%増加した。訴訟関連費用および税制優遇措置を含めた純利益は37億ドル(希薄化後の1株当たり利益は34セント)で,前年同期の26億9000万ドル(同25セント)から増益となった。

 訴訟関連費用を含めた営業利益は29億9000万ドル(前年同期は31億3000万ドル)。なお,当期は独占禁止法訴訟の関連費用7億5600万ドルを計上した。

 当期の成長をけん引したのはサーバーおよびツール部門。「SQL Server」の需要急増で,同部門の売上高は前年同期比16%増加した。家庭およびエンターテインメント部門は,「Xbox」関連が好調だったため,同22%成長した。

 通期の売上高は397億9000万ドルで過去最高を記録。前年度の368億4000万ドルと比べ8%増加した。訴訟関連費用および税制優遇措置を含めた純利益は122億5000万ドル(希薄化後の1株当たり利益は1ドル12セント)で,前年度の81億7000万ドル(同75セント)から大幅に増加した。

 Microsoft社CFOのChris Liddell氏は,「すべての分野とチャネルにわたる健康的な需要により,当期は急速な成長を遂げ,記録的な2005年度を締めくくることができた。事業に投資しつつ,株式買い戻しと株式分割を実施して出資者に440億ドルを返還した。こうした業績が,2006会計年度への大きなはずみとなる」と述べた。同氏は,2006会計年度に2ケタの成長率を見込んでいる。

■部門別売上高(単位:100万ドル)

                            2004年4~6月  2005年4~6月  2003年7月~  2004年7月~
部門                                                     2004年6月    2005年6月
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クライアント                   $2,755        $3,034       $11,546      $12,234  
サーバーおよびツール            2,321         2,682         8,538        9,885  
インフォメーション・ワーカー    2,837         2,909        10,653       11,013
Microsoft Business Solutions      223           247           759          803
MSN                               588           582         2,216        2,274  
モバイルおよび組み込みデバイス     70            97           247          337  
家庭およびエンターテインメント    498           610         2,876        3,242  
合計                           $9,292       $10,161       $36,835      $39,788  
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 また同社は今後の業績見通しについても明らかにした。主な予測内容は以下の通り。

・2006会計年度通期(2005年7月~2006年6月)の売上高は437億~445億ドル,営業利益は183億~188億ドル,希薄化後の1株当たり利益は1ドル27セント~1ドル32セントの範囲。

・2006会計年度第1四半期(2005年7~9月)の売上高は97億~98億ドル,営業利益は43億~45億ドル,希薄化後の1株当たり利益は29~31セントの範囲。

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[発表資料(1)]
[発表資料(2)]