米Avayaは,SOA(サービス指向アーキテクチャ)に統合可能なVoIPソフトウエア「Avaya Voice Portal」を米国時間8月1日に発表した。同製品により,企業はコストを抑えながら既存のWebサービスに音声セルフサービス機能の導入が可能になるとともに,顧客サービス運営に関連する負担を軽減できるという。

 同製品は,Red Hat Linux Enterprise 3.0に対応。同社は,最初の音声とミドルウエア・プラットフォームとして米IBMの「Websphere Voice Server」と「同Application Server」を選択したことを発表している。

 また,同社はEclipseをベースとする新しい音声アプリケーション開発ツール「Avaya Dialog Designer」も同日発表している。同ツールは,Webサービスや従来の環境に統合する音声セルフサービス・アプリケーションをコスト効率よく短期間で開発できるようにすることを狙ったもの。同日発表したVoIPソフトのAvaya Voice Portalと同社の音声応答システム「Avaya Interactive Response」の両方に対応する。

 米Opus Researchのシニア・アナリストのDan Miller氏は,「顧客サービスとコンタクト・センターの機能を強化するために音声アプリケーションを追加する企業が増加している。この現象は,企業が既存の電話対応,音声対応,顧客サポート・システムを利用しながら,Webベースの技術を採用したSOAに移行するのと同時に進行している」と説明している。

 両製品は,Java2,JDBC,Java Servlet,Web Services,Description Language(WSDL),SOAP,XMLに対応。米ニューヨークで開催中の「SpeechTEK 2005」の同社ブースにおいて展示されている。

 米メディアの報道(internetnews.com)によると,同ソフトウエア・プラットフォームと開発ツールは,それぞれ11月と9月にリリースが予定されている。価格は明らかにされていない。

 ちなみに,英Datamonitorは調査の結果,北米とEMEA(欧州/中東/アフリカ地域)における音声自動化市場は,2009年末までにおよそ16億ドル規模に成長すると推定している。

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