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 米MontaVista Softwareは米国時間8月2日,Linuxカーネルにおけるハード・リアルタイム処理機能の付加に関して,大きな進展があったと発表した。「商用のプロプライエタリOSに肉薄するハード・リアルタイム性能を達成した」(同社)

 同社によると,約600万行のLinuxコードを,100の割り込みコード・セグメントにフィルタリングすることで,ハード・リアルタイム性能を向上させた。「Linuxカーネル2.6.10と比べ,約100倍速い」(同社)

 米メディア(CNET News.com)によると,OSのリアルタイム性能を判断する基準となるレイテンシにおいて98マイクロ秒を実現したという。

 MontaVista社では,「Linuxが特定の短い時間内にタスク処理を保証できるようになれば,次世代のコミュニケーション・インフラや無線デバイスの開発において,Linuxがプラットフォームとして採用される道筋をつけることになる」としている。

 また,同社エンジニアリング担当副社長のKevin Morgan氏は,「ハード・リアルタイム性能を飛躍的に向上できたことを大変喜ばしく思っている。ベンチマークをみれば,Linuxが割り込みコードのレスポンスに関して,商用リアルタイムOS(RTOS)に引けを取らないことが明らかだ」と述べた。

 なお,同社の次世代製品では,向上したハード・リアルタイム性能を標準機能として実装する予定である。

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