米Microsoftは,米国時間8月19日に「Exchange Server 2003 Service Pack 2(SP2)」のコミュニティ技術プレビュー版(CTP:Community Technology Preview)のダウンロード提供を開始する。Microsoft社のHarold Wong氏が8月15日に,Microsoft TechNetのブログで明らかにしたもの。英語版のみを利用可能とする。

 同SP2はこれまでの累積アップデートを含んでいる。適用することで,モバイル環境での電子メール操作性の改善,スパム対策の強化,メール・ボックス機能の向上が実現するという。

 たとえばモバイル端末に対する電子メール,カレンダ,アドレス帳,タスク通知のプッシュ配信が可能となる。また新たなデータ圧縮機能により,メッセージの送受信や同期にかかる時間が短くなるという。

 モバイル端末のセキュリティ機能も強化し,端末のアンロック時にパスワード入力を求めたり,ログイン失敗を繰り返した場合にはパスワードをリセットしたり,遠隔地から端末をリセットしたりできる。S/MIMEによる電子署名とメッセージ暗号化にも対応した。

 同SP2のそのほかの概要は以下の通り。

【スパム対策の強化】
・スパム・フィルタ「Exchange Intelligent Message Filter」の更新

・スパム対策仕様「Sender ID」に対応

【メール・ボックス機能の向上】
・「Exchange Server 2003 Standard Edition」において,メール・ボックスの最大容量を75Gバイトに拡大

・オフライン用アドレス帳形式により処理性能を改善

・キャッシュ動作モードを強化して性能を向上させるとともに,サーバー1台当たりのアクティブ・ユーザー数を増加

・米Novellのコラボレーション管理ソフトウエア「GroupWise 6.x」用のコネクタと移行ツールに対応

 米メディアの報道(CNET News.com)によると,Wong氏はMicrosoft社上級技術スペシャリストであるという。

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[Wong氏の投稿]