現在午後5時、ある大学の授業というか演習のようなものに出ている。大学の教室に座って話を聞くのは一体何年ぶりであろうか。

 話を主にしているのは学生たちである。年齢を考えると、おそらく筆者のちょうど半分あたりであろう。それがどうしたと言われると、たいした意味はない。昨年から今年にかけて自分の年齢を考えることが多かったので、若い学生はいいなあと単に思ったのである。

 学生が発表しているのは、企業がどんな戦略をとっていったらよいかというテーマである。製品戦略にとどまらず、サービス戦略や環境戦略など広範囲な発表があった。どの発表も面白く、質問したいことが山のようにあったが、静かにしていることを条件に入れてもらったので、ひたすら聞くだけで我慢している。

 午後、暖房の効いた教室にいて、人の話を聞くだけであると、かなり眠くなるところである。だが本日はずっと起きている。やはり内容が面白いからだろう。これまで筆者は、「若者は馬鹿者」と考えていたが、そうでもないことが分かった。
 
 新雑誌「日経ビズテック」を作るにあたっては、記者が原稿を書くだけではなく、外部の方にも寄稿していただこうと考えている。本日の学生たちにも、なんらかの形で誌面に登場してもらえれば面白いのではないか。