この週末は、久々に情報システム部門のことをあれこれと考えていた。日経コンピュータ編集部に所属していた2年前はほぼ毎日、システム部門の取材をしたり、記事を書いたりしていた。しかし日経ビズテックの開発を始めてから正直言って、システム部門とは縁遠くなっていた。

 なぜこの週末にシステム部門のことを考えたかというと、たまたま同じテーマの依頼が相次いで来たからである。そのテーマは「今後の情報システム部門」といったものだ。依頼の一つは、IT関連の調査会社からの問い合わせであり、もう一つは大学からである。大学からの依頼は「学生と情報システム部門の位置づけを巡って議論をする。それに関して意見を伺いたい」というものであった。

 話が少しそれるが筆者は学生時代に「情報システム部門」という言葉を一度も聞いたことはなかった。それどころか、そういう仕事があることも知らなかった。今日、大学でシステム部門の話題が取り上げられるようになったのは大変いいことだと思う。

 さて「今後のシステム部門」について考え始めたが、なにしろ取材をまともにしていないのでなかなか考えがまとまらない。通り一遍のことはすぐまとめられるのであるが、過去に何回も指摘したような話になってしまい、読み返して見るとどうにもつまらない。

 20年近くコンピューター関連の記者をしてきても、ちょっと休んだだけで面白いことが書けなくなる。結局、記者は常時情報を収集しているテーマについてのみ、何かを書けるのであろう。

 それでは日経ビズテックのテーマである、ビジネスモデルやコンセプトデザインについて何か書けるかというと、新参者なのでこれまたたいしたことを書けない。日経ビズテックに掲載する文章のほとんどは識者の寄稿である。したがって自分で書く必要はない。ただし普段から手を動かしていないと頭まで回らなくなる危険がある。

 週末考えた理由は、調査会社と大学関係者に今週会う予定があるからだ。そこで刺激をもらった上で、システム部門に関して何か書いてみたいと思っている。