情報システムの世界には様々な手法、方法論、知識体系、ツールがある。このところ日本で話題になっているのは、モデリング手法やモデリング言語である。「話題になっている」というのは「関連書籍が出版されている」「雑誌が取り上げている」「知り合いの人から意見を求められた」といったことを指す。

 昨日の本欄で次のように書いた。

 「最近困っているのはUMLやMDAなど、モデリング手法に関して話を聞く機会が増えていることだ。先週を振り返っても、MDAのレクチャーを受け、ビジネスモデリングに関する資料を読んだ。しかしどれもなかなか難しい。モデリングは大事と書いている本人が体で理解していないのは問題である」。

 この話をもう少しく詳しく書く。まず知り合いが一つの論文を送ってくれた。日本のソフト開発力の実力を検証するという内容で極めて面白かった。その知り合いは、UMLやMDAに非常に詳しい方である。

 続いて21日にビジネスモデリングを普及させる活動をしている団体の会合に参加した。そこでUMLやMDAの仕様を取りまとめている米OMGの方々にお目にかかった。
 
 次に、別な知り合いから、あるコンサルタントの方を紹介された。まだお目にかかっていないが、このコンサルタントの方からメールをいただいた。ビジネスモデリングについて、専門家以外の人に理解してもらうための活動をしたいという。失礼ながらまだメールに返信していない。この方のWebサイトで公開されている文書を読んでからにしようと考えたからだ。

 28日には、最近のソフト開発手法を解説した本を買った。先に書いた論文の中で、この本が引用されていたからである。この本は8月に邦訳がでたばかりで、弊社元は弊社である。自社で出版していたことを実は知らなかった。

 さらに昨日29日、長年の取材先の方が本を送ってこられた。エンタープライズアーキテクチャの入門書であり、中をめくるとほとんどビジネスモデリング入門になっている。礼状というか、お礼のメールを書かないといけない。まずは本を読んでからだろう。ただし28日に買った本とこの本と、どちらから読むべきであろうか。

 以上が「モデリング手法が話題になっている」と思った理由である。少なくとも筆者の周辺では、モデリング手法について様々な動きがある。これが何を意味しているのか、しばし考えてから報告する。