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 2001年12月5日,東芝電池は乾電池の新製品「GigaEnergy」を発表した。正極に,ニッケル水素二次電池で使われているオキシ水酸化ニッケルを採用した。さらに,オキシ水酸化ニッケルの結晶構造を工夫することにより,高出力時の電子の流れをスムーズにしたという。これにより高出力時の電力の損失を減らし,ディジタル・カメラのような高出力を要求する機器で使用した場合の使用時間を延ばした。同社の試験では,ディジタル・カメラでこの乾電池を使用した場合の使用時間が常温環境(摂氏25度)でアルカリ乾電池の5倍に延びたとしている。ちなみに,携帯用CDプレーヤなど大電力を必要としない機器の場合は,使用時間はあまり変わらないという。

 また低温時の性能も向上した。アルカリ乾電池は低温時に使用時間が極端に低下するが,新製品では低下幅が小さくなった。同社の試験によると,摂氏0度の環境で使用時間がアルカリ乾電池の17倍に延びたとしている。

 製品の形態は単三型。包装形態は4個入りと2個入りの2種類を用意する。価格は4個入りが960円。2個入りが480円。2002年3月から出荷開始する。なお,同社はこの製品の分類を「ニッケル乾電池」としている。

(笹田 仁=日経バイト)