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 シー・エス・イーが,Webでの認証に利用するグラフィカルなワンタイム・パスワード・システム「SecureMatrix」を発売する。2002年8月1日に受注を始め,2002年9月1日に出荷開始する。価格は80万円から。

 SecureMatrixを使うと,ログインする際に図のような画面が表示される。ユーザは,この表から「数字を抜き出す法則」をパスワードとして利用する。例えば,図に赤丸で示したように,左二つの表からV字型に抜き出した数字をパスワードに設定したとする。この場合,V字型に抜き出した「03654131」がパスワードになる。

 数字の配列表はJavaアプレットで表示し,ログインのたびに変わる。V字型に抜き出す数字は毎回違うものになるが,ユーザはどのような法則で数字を抜き出すかだけを覚えていればよい。パスワードはキーボードのほか,マウスで指定することができる。

 「V字で抜き出す」ことを推測されても安全に運用できるように,SecureMatrixでは「数字を抜き出す法則」と固定パスワードを組み合わせることもできる。例えば,「V字での抜き出し」と,固定パスワード「abcdefgh」を交互に組み合わせたパスワードを設定したとしよう。この場合,上図を例にとると「0a3b6c5d4e1f3g1h」がパスワードになる。以後,数字の配列表が変わるたびに,数字の部分だけが変化する。

 現在のところ,SecureMatrixは主にWebでの認証機構として利用することを想定している。シー・エス・イーによると,今後はUNIXやWindowsの標準の認証機構と連動して動くようにしていく計画だという。

 この「抜き出し法則」をパスワードに利用するアイデアは,セキュアプロバイダが考え出した。シー・エス・イーはセキュアプロバイダと契約を結び,SecureMatrixを開発した。

(藤田 憲治=日経バイト)