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 オフィスなどで使うページ・プリンターは、本体が大きく、高額だというイメージがあるだろう。しかもカラーとなれば、個人ユーザーはもとよりオフィス・ユーザーにとっても、モノクロ・ページ・プリンター以上に手が届きにくい存在だ。しかし、インクジェット・プリンターに負けまいと、カラーのページ・プリンターの分野でも、小ささと安さを目指し、各社がしのぎを削っている。

 「小さい・安い」に特化したプリンターを前面に打ち出した展示をしているのが沖データだ。10月10日に発表したばかりの新製品「ML5100」を同社ブースの中心に据えている(写真1)。

 ML5100は、重量が25kgと、同社の従来のカラーA4機の60%。外形寸法も、幅422×奥行き561×高さ345mmと小型化した。主として新規開発したLEDヘッドの採用で小型化が実現できたという。また消費電力を抑えて、電源部分を小さくした。価格は16万8000円。


写真1 沖データが発売したばかりの小型ページ・プリンター「ML5100」。安く、小さいのが特徴だ

 従来と同じく4色の印刷エンジンを並列に並べた4連タンデム方式を採用。一度紙を送るだけで4色分の印刷ができるため高速。1分間にフルカラーで12枚、モノクロで20枚の印刷が可能。ただし、その分解像度は1200×600dpiと、同じ価格帯で比較すると標準的だ。

 同社のステージ前面ではML5100に関するクイズ大会が開催されている。参加者は正解数に応じて景品がもらえる。運がよければ、折りたたみ式の自転車をもらえるチャンスもある。

 ML5100とほぼ同じ本体サイズを実現した製品を展示しているのがセイコーエプソンだ。こちらも、10月1日に発表したばかりの「LP-1500C」を展示している(写真2)。外形寸法は幅429×奥行き521×高さ406mm、重量29kgとML5100に負けず小型。4回ドラムを回して印刷する方式をとっているため、印刷速度は1分間にカラーで4枚、モノクロで16枚と遅め。ただし解像度は9600×600dpi相当で、ML5100よりもかなりの高画質を誇る。価格は14万8000円。ML5100が標準装備するネットワークカードはLP-1500Cではオプション。これをつければML5100とほぼ同じ価格となる。


写真2 セイコーエプソンの「LP-1500C」。ML5100に負けず劣らず小型で低価格を実現している。ML5100よりも印刷速度は遅めだが、解像度は高い

 高速、かつ高画質なのがキヤノンの「LBP-2510」だ(写真3)。9600×600dpi相当とセイコーエプソン製品と同程度の解像度を実現しながら、4連タンデム方式を採用しているためモノクロ、カラーともに1分間に17枚の印刷ができる。その分お値段は25万8000円と高め。本体も幅480×奥行き510×高さ580mmと、他の二つに比べれば大きい。

 もちろんどれも、一般家庭で使うのにはまだまだ大きく、高額だ。しかしこれらの小型のページ・プリンターを目の当たりにすると、それも夢ではないかもしれない、という気になってくる。


写真3 キヤノンの小型ページ・プリンター「LBP-2510」。ML5100やLP-1500に比べれば、大きくて高額。ただしその分印刷は早く画質も高い
(八木 玲子=日経バイト)