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 電子情報技術産業協会(JEITA)は2003年1月23日,2002年度第3四半期および2002年間のパソコン出荷実績を発表した。年間の国内出荷実績は前年に比べ台数・金額ともに89%。これは過去最低の数字である。2001年も90%であり,2年連続で前年を下回ったのは統計開始以来初めて。

 JEITAによると国内における本体総出荷台数は,第3四半期で238万1千台(金額では3953億円)で,前年同期の94%(金額では93%)。2002年1月~12月の累計は1002万7千台(1兆6793億円)。いずれも前年比で89%である。

 法人と個人を比較すると,2002年の累計台数で法人が59%に対し個人が41%。前年比で見ると法人の台数が88%に対し個人が同90%と,若干個人の方が減りが少ない。形状別では,第3四半期のデスクトップ機の出荷台数106万6千台に対し,ノートパソコンは131万5千台でデスクトップ機を上回った。パソコン全体の平均単価は16万6千円で,前年同期とほぼ同じ。

 2002年で目立ったのは,デスクトップ機に使うモニターの80%を液晶モニターが占めたこと。また,個人ユーザーが購入するノートパソコンは携帯性を重視したB5サイズの小型モデルが伸びているのに対し,法人ユーザーは省スペースのためにオールインワン型の大きめのモデルを選ぶ傾向が強かったという。

 今後はADSLなどブロードバンド回線の利用者が増加していることから,JEITAは動画などストリーミング系のアプリケーションが増えると見込んでいる。それに伴い,映像や音楽を記録・再生するのを目的とした,無線LANやTVチューナ,DVDプレイヤなどを搭載したパソコンの需要拡大を予想している。