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Power Mac G5 アップルコンピュータは2003年6月24日,64ビットCPU「PowerPC G5」を搭載した「Power Mac G5」シリーズを発表した。これは同社のパソコンではハイエンド製品にあたる。出荷は2003年8月。

 PowerPC G5は,米Apple社と米IBM社が共同開発した。従来製品に採用されていたPowerPC G4は32ビットCPU。これに対し,PowerPC G5はデータ/アドレスバスとも64ビットで,デスクトップ・パソコン向けである。64ビットコードと32ビットコードの混在環境を前提に設計されており,32ビットコードもエミュレーションではなくネイティブで実行できる。動作周波数は最高で2GHz。

 CPU-チップセット間をつなぐインタフェースであるFSB(Front Side Bus)は最高1GHz。FSBは二つ用意されており,デュアル・プロセッサの場合はそれぞれFSBを占有できる。グラフィックス向けには,ワーク・ステーション用にAGP仕様を強化したAGP Proを採用。最大2.1Gバイト/秒でデータ転送可能な8xモードをサポートしている。メモリーバスのバス幅は128ビットで,主記憶として400MHz動作のDDR SDRAMに対応している。拡張バスのインタフェースは133MHzで動作するPCI-Xで,最大データ転送速度は2Gバイト/秒。拡張バススロットは133MHz動作のスロット×1,100MHz動作のスロット×2を備える。ハードディスク用のインタフェースにはSerial ATAを採用した。Power Mac G5は,Serial ATAを採用した初めてのパソコンとなる。外部機器とのインタフェースとして,Firewire 800×1,IEEE1394b×2,USB 2.0×3,ギガビット・イーサネット×1の各ポートを装備した。

 Power Mac G5は3モデルある。主な仕様は以下の通り。

機種名 M9032J/A M9031J/A M9020J/A
CPU PowerPC G5(2GHz)×2 Power PC G5(1.8GHz)×1 PowerPC G5(1.6GHz)×1
FSB 1GHzで動作 900MHzで動作 800MHzで動作
主記憶 512Mバイト(400MHz動作のDDR SDRAM) 512Mバイト(400MHz動作のDDR SDRAM) 256Mバイト(333MHz動作のDDR SDRAM)
ハードディスク容量 160Gバイト 160Gバイト 80Gバイト
グラフィックス・カード ATI RADEON 9600 Pro(ビデオメモリー64Mバイト) NVIDIA GeForce FX 5200 Ultra(ビデオメモリー64Mバイト) NVIDIA GeForce FX 5200 Ultra(ビデオメモリー64Mバイト)
拡張バススロット 133MHz動作のPCI-Xスロット×1,100MHz動作のPCI-Xスロット×2 133MHz動作のPCI-Xスロット×1,100MHz動作のPCI-Xスロット×2 33MHz動作のPCIスロット×3
Web直販価格 36万4800円 29万4800円 24万4800円

(仙石 誠=日経バイト)


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