PR
 電子情報技術産業協会(JEITA)は2003年7月24日,2003年度第1四半期(4月~6月)におけるパソコンの総出荷実績を発表した。国内総出荷台数が252万4000台(前年同期比104%)と2年ぶりに前年の同時期を上回った。ただし,金額ベースでは前年に引き続き3937億円(同92%)と減少した。

 形状別では,サーバーとデスクトップ型の出荷が伸びている。特にサーバーが好調。数字を見ると,サーバーとデスクトップ型が合わせて109万1000台(金額では1641億円)で前年同期比108%(同97%),ノート型が143万3000台(同2296億円)で前年同期比101%(同88%)の伸びを示した。JEITAは,サーバーとデスクトップ型の回復は,(1)法人向けにIT投資促進税制が施行されたことで,リプレースなどIT投資が活発化した,(2)17インチと大型の液晶ディスプレイや一体型パソコンへの需要が増加した,結果だと分析している。ノート型では,2kg以下と軽量のモバイルノート型が台数ベースで137%と好調。A4ノートなどその他が93%と停滞気味なのと好対照だ。

 パソコンの平均単価は下がっており,前年の88%にあたる15万6000円。ただ,前年同期は液晶やメモリーといった部品の価格が高かったのが原因。直前の2002年第4四半期(15万4000円)よりはやや上がっている。

 JEITAは,「個人向けの需要はまだ戻っていないが,このままの状態を維持できればパソコン市場の低迷から抜け出せるかもしれない」との期待を示した。

(堀内 かほり=日経バイト)