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 ノートパソコンやPDA、ホームサーバーなど、多様な製品が顔をそろえるシャープブース。中でも液晶の展示が多いのが目立つ。

ステージでは「Galileo」を使ったデモなどを披露
ステージでは「Galileo」を使ったデモなどを披露

 さらにひときわ注目を集めるのが3D表示が可能な液晶を搭載したノートパソコン「Mebius PC-RD3D」だ。専用の眼鏡をかけるといった特別なことをしなくても、立体的な映像を目にできる。10月27日に発売予定で、実売価格は35万円程度と予想されている。
 通常のTFT液晶の裏側に「スイッチ液晶」と呼ぶ液晶を設けることで3D表示を実現している。スイッチ液晶は光の進行方向を制御し、左右の目に異なる光を届ける役割を果たす。ここで起きる目の錯覚を利用して、立体的にものが見えるようにする。スイッチ液晶のスイッチを切り替えれば、通常の2D表示も可能だ。同社はこれまで同様の液晶を携帯電話に搭載していたが、それをベースにノートパソコン用の液晶ディスプレイを開発した。

3D表示が可能な液晶
3D表示が可能な液晶

 ただしMebius PC-RD3Dは、開発者向けの製品。3D表示を普及させるには、まずそれに対応したコンテンツを揃えることが先決だ。そのため、コンテンツの開発者向けにまず対応パソコンをリリースした。コンテンツとしては、リアルな表示が要求される電子図鑑やゲームなどを想定している。年末には、コンシューマー向けの製品のリリースも計画されている。詳細は未定だが、価格は通常の2D表示の製品よりも5~6万円程度高めになるという。

 液晶製品としては、テレビチューナーを内蔵したモニター「Crisia」の展示もある。パソコン用のモニターとして使ったり、テレビやDVDを見たりといった多様な用途に利用できる。すでに発売済みの17インチの製品に加え、9月末に発売予定の15インチの製品が一足早く展示されている。

発売間近の15インチのCrisia
発売間近の15インチのCrisia

 テレビ機能を売りにしたもうひとつの製品が、15インチの液晶を搭載したノートパソコン「Mebius PC-SV1」シリーズだ。8月28日に発売されたばかり。本体に設けられた「INSTANT PLAY」ボタンを押すだけで、Windowsを起動しなくてもテレビや音楽CD、DVDが見られるのが特徴だ。Windowsとは別に、独自のOSも搭載することで対応している。「テレビは思い立ったときにすぐ見たいもの。通常のパソコンならWindowsが起動するまで1分近く待たなければならないが、これならすぐにテレビをつけられる」(シャープ情報通信事業本部パソコン・モバイル事業部商品企画部の吉田勝彦副参事)。一人暮らしの家庭や、自室にテレビを持ち込みたいといったユーザーに人気だという。

 参考展示としては、VoIPに対応した「Zaurus」が注目だ。無線LANを利用してインターネットに接続し、VoIPを利用してZaurus同士で会話ができるというもの。音声だけでなく、同時に文字情報のやり取りもできる。実際に通話を試すこともできるので、VoIPの音質を体感されてみてはいかがだろう。

イヤホンとマイクを使って、実際に会話を試せる
イヤホンとマイクを使って、実際に会話を試せる

(八木 玲子=日経バイト)