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 XMLコンソーシアムは2003年9月24日,旅行業界を対象とするデータ形式の共通規約である「TravelXML」の標準化作業を終え,仕様を勧告案として公開した。これまで各旅行会社ごとに異なるデータ形式で交換していた情報を,XML(eXtensible Markup Language)を採用したデータ形式に共通化した。ホテルや旅館,観光施設,ツアー手配業者などの間で共通のデータをやり取りできるようにする。

 TravelXMLは,(1)国内の旅館やホテルを対象とする空室照会と予約,(2)海外ホテルやツアー手配業者を対象とする空室照会と予約,(3)パッケージ・ツアーの在庫照会と予約,に関するデータの仕様を定めている。現在は仕様を勧告案として公開しており,パブリック・コメントを2003年10月24日まで募集する。勧告案は,集まったコメントによって修正が加えられる可能性もある。

 TravelXMLは,旅行業界内の電子商取引(BtoB)の促進を狙いとしており,XMLコンソーシアムと日本旅行業協会が共同で策定した。XMLコンソーシアムでは,今回の仕様策定を第1フェーズとしており,今後は決済情報,パッケージ・ツアーの詳細内容,ホテルや観光施設などの施設情報,各施設の価格情報などのデータの標準化を進めていく。

 今のところTravelXMLは国内独自の規約である。欧米では旅行業界の業界団体であるOpen Travel Alliance(OTA)が同様の規約「OTA Specification」を策定しているが,パッケージ・ツアーが国内独自の旅行商品ということもあり,現在は互換性はない。

(仙石 誠=日経バイト)

XMLコンソーシアム

日本旅行業協会