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 イー・アクセスは2003年10月1日,最大速度40Mビット/秒のサービス「ADSLプラスQ」を11月5日に開始すると発表した。

 現在の同社が提供している最大24Mビット/秒のサービス(ADSLプラスII)では26kHzから2.2MHzまでの帯域を使って信号を送っているが,今回のサービスでは3.75MHzまで帯域を広げて通信する。理論上の速度は約50Mビット/秒だが「実験やフィールド試験などから40Mビット/秒程度が最大値と判断した」という。

 一般に電気信号は,周波数が高いほど伝送路上で減衰しやすく,遠くまで届かない。このため,ADSLは電話局とユーザー宅との距離が離れるほど速度が遅くなる傾向がある。2003年夏に各社が一斉に開始した20M超秒サービスにしても,12Mビット/秒超の速度が期待できるのは路線長(電話線の長さ)が約2キロメートル以内のユーザーだけだった。今回の40Mサービスの場合,電話局からの距離が2キロメートルよりさらに短いユーザーでなければ20Mビット/秒超の速度は期待できない。イーアクセスは,「はっきりとは言えないが,実験データを見る限り,局舎からの距離がおおよそ1キロメートル以内のユーザーなら高速化できそうだ」としている。

(中道 理=日経バイト)