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 イー・アクセスは2003年10月23日,11月5日からサービス提供予定の40Mサービス「ADSLプラスQ」のフィールド試験データを公表した。同社はデータを基に,局舎からの距離が2km以内のユーザーが24Mサービスでの速度よりも大幅に高速化するという。

 イー・アクセスは,24Mサービスと同じ回線を使い,40Mサービスではどのくらい速度向上するかを調べた。データのサンプル数は約50。結果は,局舎から500m~1km未満では平均で12.84Mビット/秒,1~1.5km未満では7.73Mビット/秒,1.5~2km未満では3.3Mビット/秒ほど速度が向上した。2kmより遠い場所では平均500kビット/秒ほど高速化した。最高速度は36.5Mビット/秒(局舎からの距離550m)だった。

 また,同社は今後上りを高速化していくことを強調した。これまで下りの通信で使用していた周波数帯の一部を上り用に割り当てる。下りと重なる帯域を,(1)上りと一緒に使う(オーバーラップ),(2)下りで使う周波数帯域を狭めて重ならないようにする,のどちらにするかは検討中だという。「ファイル交換などのPtoP(Peer-to-Peer)のやりとりが増え,上りを高速化してほしいというニーズが多い。まずは3Mビット/秒だが,今後はより高速化する方針」(イー・アクセス 技術本部 副本部長 兼 技術開発部 部長の諸橋知雄氏)。

 上りの通信速度の高速化については,アッカ・ネットワークスもサービスを提供する予定。上りの高速化はTTC(情報通信技術委員会)の議題にも上がっており,上り3Mサービスと他サービスを組み合わせて他回線に与える影響を計算する。TTCで決めた条件に基づいてサービスを提供するため,両社のサービス開始時期は未定である。

(堀内 かほり=日経バイト)