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 日本IBMは2003年12月9日,Javaプログラムの統合開発環境「WebSphere Studio Application Developer V5.1.1」を発表した。前版V5.1からのマイナー・バージョンアップで,Webアプリケーションのユーザー・インタフェース(UI)要素をコンポーネント化する技術JavaServer Faces(JSF)に対応したのが特徴。Webアプリケーションの画面をドラッグ・アンド・ドロップで開発できる。ただ,現時点でJSFの最終的な仕様は確定していない。2004年の前半に仕様が正式リリースされる見込みである。このため今回のツールは,JSFの評価や学習のためのプレビュー版としての位置づけである。

 JSFは,ボタンやテキスト・ボックスなどをコンポーネント化し,Webアプリケーションの開発を容易にするためのフレームワークである(JSFの詳細については本誌2003年7月号特集「Javaの弱点」参照)。これまでJavaでWebアプリケーションを作成する際は,JSP(JavaServer Pages)を使ってJavaのプログラムやHTMLのタグを記述する必要があった。JSFを使えば,コンポーネント化されたUI部品をマウスで貼り付けるだけで済む。いわば,米Microsoft社のASP(Active Server Pages)を対象とした開発ツール「Visual InterDev」をJavaで実現するための仕掛けである。コンポーネント・ベースでイベント・ドリブンなプログラムの記述を可能にする。さらにWebSphere Studio V5.1.1では,UI要素だけでなくデータベース・アクセスなどの機能もコンポーネント化されている。データベースの項目を,マウス操作でWebページに表示させるテーブルのセルなどにマッピングできる。

 価格は14万3000円。ライセンス数に応じて価格は変動する。動作環境は,Windows 2000 Professional(Service Pack 2以降),Windows XP Professional(Service Pack 1以降),Windows NT 4.0(Service Pack 6a以降)。

(八木 玲子=日経バイト)

日本IBM