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 三菱総合研究所は,オープンソース・ソフトウェアの開発者を対象にしたアンケート調査を実施し,その結果をWebサイトで公開した。欧州と米国で実施された「FLOSS」と呼ぶ調査の日本版で,経済産業省の委託により行われた。

 日本人向けに追加した質問として,参加しているコミュニティが国内か海外かを聞くと,国内が中心と答えた開発者が62.3%と多かった。英語力について聞くと,問題なく読み書きできるという開発者が31.7%,読むことなら問題ないとする開発者が30.0%と多かったが,海外のコミュニティへの敷居は高いようだ。

 オープンソース・ソフトウェアを開発することにより直接的な報酬を得ている開発者は,全体の26.8%だった。半数以上が報酬を得ている欧州や4割を超える米国と比べると少なかった。オープンソース・コミュニティへの貢献が,まだビジネスとして成立していないことが浮き彫りになっている。

 そのほかは,欧米の調査結果とあまり変わりない。オープンソース・ソフトウェアを開発する動機は,新たなスキルを学びたいとする回答が最も多く全体の64.9%。2番目は,知識とスキルを共用するためで48.9%だった。また男性の割合は98%と圧倒的に多かった。

 今回のアンケートの調査対象は547人。Webサイトでの調査が487人で,イベント会場での調査が60人だった。アンケートを日本語で実施したため,回答者のほとんどが日本人とみられる。

(安東 一真=日経バイト)