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 「IP電話のための電話番号が用意されているのは世界で日本だけ。総務省の偉大な“発明”だ。今後050番号は、人とネットワークを結ぶタグになる。皆さん、0-ABJ番号(現行の固定電話番号)にこだわらず、使い勝手に優れる050番号を使っていきましょう」――2月4日に千葉市・幕張メッセで始まった「NET&COM 2004」の「ネットワーク運用と構築」カンファレンスで,NTTデータの松田次博・NW企画ビジネスユニット長は、次世代IP電話/IPセントレックスにおける最重要項目として「050番号の活用」を掲げた。

 松田氏が050番号活用を推進する理由は大きく二つある。一つは、050番号がIP電話以外のアプリケーションを呼び出す番号としても使えること。電話以外のIPアプリケーションを手軽に実現する起爆剤となりうる。もう一つは、ネットワークを選ばないこと。ADSL、FTTH、無線LANなど、IPパケットを運ぶネットワークがあるところならどこでも利用できる。

 また,今年注目する機器としてはIP携帯電話を挙げた。IP携帯電話とは、携帯電話型の「無線LAN内蔵SIP端末」のこと。オフィスに無線LAN環境を用意し、IPセントレックスとIP携帯電話を組み合わせれば、携帯電話と同じ使い勝手を低コストで実現できるという。「SIPと無線LANというオープンな技術を使っているため、さまざまなメーカーが競って開発を進めている。すでに、オフィスで使われているPHS端末より安い。これから,どんどん安くて魅力的なIP携帯電話が出てくるだろう」(松田氏)。

 新しいIPセントレックスの使い方としては、複数のSIP端末に同じ電話番号を割り当てておき、着信時にはそれらを同時に呼び出す「フォーキング」と呼ぶ着信技術を紹介した。同時に着信音を鳴らすフォーキングのほかにも、あらかじめプライオリティをつけておき、例えば携帯SIP端末、固定電話、ボイスメールの順で呼び出し先を変えていく方法もあるという。「実は,これらの使い方は今のIPセントレックスでも実現できる。IP携帯電話が登場すれば、こうした使い方が広がるはず。そうなれば、自然とワークスタイルも変わるだろう。我々インテグレータは安くて便利なモノを提供することが大事。便利なモノなら,その効果的な使い方はお客さん(ユーザー)自身が見つけるからだ」(松田氏)

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