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 次期Windows「Longhorn(開発コード)」では,ネットワーク経由で接続したプリンタやスキャナをUSBやIEEE1394に接続した際と同じ手順で導入できるようになる。ローカルとネットワークの区別をユーザーに意識させない新プラグアンドプレイ機構「PnP-X」である。現在のWindowsにも,ネットワーク接続の周辺機器を自動認識する「ユニバーサル・プラグアンドプレイ(UPnP)」が組み込まれている。しかしUPnPはユーザー・インタフェースがローカル接続の周辺機器とは異なる。またネットワーク経由でデバイス・ドライバをインストールする機能を周辺機器に持たせる必要がある。PnP-Xはこれらの欠点の解消を目指したものだ。

 ネットワークに接続した周辺機器の検出のプロトコルとして,従来のUPnPが使用する「SSDP(Simple Service Discovery Protocol)」に加えて,トランスポート層にWebサービスを使ったSSDPのサブセットを追加する。Microsoftは米BEA社,米Intel社,キヤノンと共同で機器の検出用に「WS-Discovery」プロトコルを2004年2月に策定済み。ハードウェア資源に制約のある周辺機器でも実装しやすいという。

 現状のユーザー・インタフェースを使ってネットワークとローカルのプラグアンドプレイ機構を統合すると,ネットワークにあるすべての機器がユーザーに通知され,インストールされてしまう。そこでMicrosoftはLonghornに組み込むプラグアンドプレイのユーザー・インタフェースとして,(1)検出した機器をユーザーに通知してインストール作業を促す,(2)ユーザーが明示的にハードウェアの追加を指示する,(3)CD-ROMの自動起動を使って周辺機器のデバイス・ドライバをインストールする,の大きく三つの実装を検討しているという。

(高橋 秀和=日経バイト)

米Microsoft社