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 シマンテックは2004年5月11日,企業向けセキュリティ・ソフトの新版「Symantec Client Security 2.0」を発表した。企業内ネットワークのクライアントとなるパソコンに導入するもので,ウイルス対策ソフトとパーソナル・ファイアウォール,およびそれらを統合的に管理するためのソフトから成る。今回の新版では,社外に持ち出したノートパソコンを保護したり,そうしたパソコンから社内にウイルスを持ち込まないための機能が追加された。

 Symantec Client Securityは,個人向けのセキュリティ・ソフト「Norton Internet Security 2004」の企業版と言えるもの。個人向けにないものとして,管理者がすべてのクライアントを集中管理するための機能を備えている。ウイルス定義ファイルの一斉配信や,ログの収集といった管理ができる。今回は,社外に持ち出されたノートパソコンを保護するための機能が複数追加された。例えば,パソコンを接続したネットワークがどこのものかを判断し,ポートの開け閉めを変更する機能。ユーザーはあらかじめ,自分が利用するネットワークの種類とそれを識別するための情報,そして適切なポートの開閉を設定しておく。ネットワークの識別情報には,ゲートウェイのMACアドレスやサブネット・アドレス,無線LANのSSIDなどが使われる。この設定は管理者が一括して配信することもできるが,ユーザーが個別に設定することも可能である。パソコンが実際にネットワークに接続されると,Symantec Client Securityがどのネットワークであるかを判断し,自動的にポートの開け閉めを変更する。例えば社内ネットワークではファイル共有のための135番ポートをオープンするが,社外のホット・スポットを利用する際はこのポートを閉じて攻撃を防ぐ,といった切り替えを自動実行する。また,社外から企業ネットワークにVPN接続したとき,自動的にパソコンのセキュリティ・チェックをする機能も加わった。米Check Point Software Technologies社と加Nortel Networks社のVPN製品に対応している。パソコンがVPN接続を確立すると,Syamtenc Client Securityが定義ファイルのバージョンやスキャンの状況などをチェックする。問題が発見された場合は,パソコン側からVPN接続を遮断する。これ以外に,スパイウェアの検出機能なども追加した。

 Symantec Client Securtyの販売形態は,ライセンスとパッケージの2種類がある。出荷日はライセンス販売のものが2004年6月4日,パッケージ版が2004年7月16日。ライセンス販売の価格は,10~24ライセンスの場合,1ライセンスあたり1万4300円(税抜き)。アップグレードの場合は7200円(税抜き),同社のNorton AntiVirus Corporate Editionを使用している場合は5200円(税抜き)となる。パッケージ版は,5ユーザーのものが7万6000円(税抜き),10ユーザーで14万8000円(税抜き),25ユーザーで33万5000円(税抜き)。