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 ノベルは2004年5月27日,「SUSE LINUX」の国内での販売計画を発表した。2003年11月に米Novell社が独SUSE LINUX社の買収を発表して以来,SUSE LINUXに関する国内での発表はこれが初めて。

 2004年6月1日より企業とコンシューマの両方に向けてSUSE LINUXの出荷を始める。企業向けには(1)クライアント向けの「SUSE LINUX Desktop 1」,(2)ファイル/メール/Webサーバー機能などを搭載したワークグループ向けの「SUSE LINUX Standard Server 8」,(3)64ビットCPUやクラスタリング構成などに対応した基幹システム向けの「SUSE LINUX Enterprise Server」を提供する。価格はオープンだが,Desktop 1が5ライセンスで6万1000円程度,Standard Serverが4万8000円程度,Enterprise Serverが11万円程度になる見込み(すべて税抜きの価格。1年の無償アップデート/セキュリティ・パッチ提供が付属)。

 これに加えて,オープンソース製品の導入に際して顧客が不安を感じやすいサポートや知的所有権訴訟のリスクを軽減するプログラムも用意する。前者に対しては2004年6月24日より,24時間365日のサポート受付を開始するとともに,ソースコード・レベルの問題に対処する専門部隊によるサポートも可能にする。後者は「免責保障プログラム」と呼ぶサービスで,2004年7月1日よりメンテナンス・サービスを契約している顧客に対して提供される。他社よりノベル製品を使用していることで知的所有権侵害を訴えられた場合,係争費用を全額負担する。

 一方,コンシューマ向けには「SUSE LINUX Professional 9.1 International版」を提供する。企業向けがカーネル2.4であるのに対し,Professional 9.1はカーネル2.6が使われている。「安定性よりもむしろ,最新の機能をいち早く使いたいコンシューマ向け」(ノベル)という位置付けである。価格はオープンだが1万1000円程度(税抜き)になる見込み。また,2004年7月1日には日本語マニュアルや商用の日本語フォント/日本語かな漢字変換ソフトウェアを含んだ「SUSE LINUX Professional 9.1J」を出荷する予定である。

(中道 理=日経バイト)