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 東芝は2004年7月22日,テレビ対応ノートパソコンの新シリーズ「dynabook Qosmio E10」を8月上旬に出荷開始すると発表した。冷陰極管を2本使った明るさが600カンデラの液晶パネルを搭載する「dynabook Qosmio E10/1KLDEW」と「dynabook Qosmio E10/1KCDE」,380カンデラの液晶パネルを搭載する「dynabook Qosmio E10/1JCDT」の3モデル。前2者は液晶テレビの一般的な画面輝度である500カンデラを超えた。この値はシャープが2004年2月に出荷したノートパソコン「PC-XV1-7DE」の500カンデラを抜きノートパソコンとしてトップ。

 dynabook Qosmio E10シリーズの特徴は,個人使用の液晶テレビやDVDレコーダを求めるユーザーを意識したこと。液晶パネルの明るさに加え,Windowsを起動しなくてもDVDの再生やテレビ番組を録画できる「QosmioPlayer」を搭載する。

 ハイエンドAV(オーディオ・ビジュアル)ユーザーの視聴に耐える画質と音質の確保にもこだわった。まず画質については,地上波テレビのゴースト低減など入力映像に対する画像処理に加えて,グラフィックス・チップから液晶パネルへの出力に対してもBIOS制御による画像処理を施す「QosmioEngine」を搭載して高画質化を図る。例えば,ハードウェアとしてアナログ-デジタル変換処理に色の再現性を高める10ビットA/Dコンバータを採用。ソフトウェア処理による輪郭強調やMPEG2のブロックノイズ低減処理などを加える。次に音質については,音質に定評のある「harman/kardon」ブランドの3cm口径スピーカを搭載する。

 主な仕様は以下の通り。最上位機のE10/1KLDEWは,CPUが1.5GHz動作のPentium M 715,グラフィックス・チップがNVIDIA GeForce FX Go5200(ビデオメモリーは64Mバイト)。IEEE802.11b/g準拠の無線LAN機能を備える。予想実売価格は26万円前後。中位機のE10/1KCDEは,CPUが1.4GHz動作のCeleron M 330,NVIDIA GeForce FX Go5200(ビデオメモリーは64Mバイト)。無線LAN機能は搭載しない。価格は24万円前後。下位機のE10/1JCDTは,CPUが1.4GHz動作のCeleron M 330,グラフィックス機能はチップセット内蔵(ビデオメモリーは最大64Mバイトを主記憶と共有)。E10/1JCDTのみQosmioEngineによる液晶パネルの画像処理のうち10ビットA/Dコンバータなど4種類が省かれている。価格は22万円前後。

 全機種で共通の仕様は,メモリーが256Mバイト,ハードディスクが80Gバイト,光学式ドライブがDVD-RAM,DVD-RW/R,DVD+RW/R,CD-RW/Rをそれぞれ読み書き可能なDVDマルチドライブ。主なインタフェースはIEEE1394×1,USB 2.0×4,S映像入力端子×1など。OSはWindows XP Home Edition。 Office Personal 2003とOffice One Note 2003をプリインストールする。

(高橋 秀和=日経バイト)

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