DMC-FZ20松下電器産業は2004年7月21日,光学12倍ズームに対応した500万画素CCD搭載のデジタルカメラ「DMC-FZ20」を発表した。ボディカラーによりシルバーとブラックの2モデルがある。価格はオープン。実売価格は7万3000円前後になる見込み。出荷開始は2004年8月27日。

 焦点距離が36~432mm(35mmフィルム換算)のズームレンズを採用。500万画素以上のCCDを搭載したデジタルカメラとしては,光学12倍ズームに対応したのは世界初という。デジタルズームは4倍で,光学ズームと組み合わせて最大48倍のズーム撮影が可能である。

 一般に,焦点距離が長くなると手ブレを起こしやすい。DMC-FZ20では従来機種に搭載していた光学式手ブレ補正機能を強化した。手ブレ補正では,まず縦/横方向の角速度センサーがカメラの揺れを検出する。手ブレ補正回路がその揺れの中から手ブレ成分を抽出し,手ブレに対する補正を決定する。DMC-FZ20では揺れを検出するサイクルを従来の1秒当たり480回から4000回に引き上げ,手ブレ補正の精度を向上させた。極端に条件の悪い撮影でなければ,最大望遠でも手ブレを抑えられるという。

 マニュアル撮影の使い勝手も高めた。マニュアル・フォーカス用にレンズにフォーカス・リングを設け,手動でピントを合わせる際の操作性を高めた。また,露出モードも従来製品では液晶ファインダに表示するメニューから選ぶようになっていたが,本体上部のモードダイヤルにプログラムAE,絞り優先,シャッタ優先,マニュアル露出の各モードを独立して設け,素早く露出モードを切り替えられるようにした。

 記録メディアはSDメモリーカード/マルチメディア・カードに対応。画像サイズは最大で2560×1920ピクセル。1920×1080ピクセルのHDTV(ハイビジョン)サイズにも対応しており,SDカードスロットを搭載したハイビジョン対応テレビで画像を再生できる。外形寸法は幅127.6×高さ87.2×奥行き106.2mmで,重量はバッテリとメモリーカードを含め約560g。

 このほか,310万画素CCDで光学12倍ズームレンズを搭載した「DMC-FZ3」,最薄部が19mmとコンパクトながら大型の液晶ディスプレイを搭載した「DMC-FX7」と「DMC-FX2」(液晶ディスプレイはそれぞれ2.5型と2型)も同時に発表した。いずれもオープン価格で,出荷開始は2004年8月27日である。

(仙石 誠=日経バイト)

松下電器産業