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 トレンドマイクロは2004年9月9日,ウイルス対策ソフト「ウイルスバスター2005 インターネット セキュリティ」を発表した。ウイルスバスター2005は個人情報の漏洩対策機能を強化し,無線LANの使用や複数のパソコンで小規模なネットワークを構築している場合に対応する機能を追加した。

 新機能は二つある。一つが無線LANおよびOSの脆弱性診断機能,もう一つがホームネットワーク管理機能である。脆弱性診断では,無線LANのアクセスポイントを他人が不正使用していないかを検知したり,Windows updateを実行してパッチを当てているかを検知できる。ホームネットワーク管理機能は,LANに接続しているパソコンにリモートアクセスしてウイルスチェックなどを実行する(ウイルスバスター2005同士に限られる)。

 機能強化したのは次の六つ。(1)個人情報漏洩防止,(2)総合ウイルス防止,(3)不正アクセス防御,(4)スパイウェア検出・駆除,(5)迷惑メール対策,(6)有害サイトアクセス制御である。中でも,(1)の個人情報漏洩防止ではフィッシング対策機能を追加した。フィッシングはメールを使ってサイトに誘導するなどして個人情報を入力させ,後日架空請求をするといった詐欺の手口。これまでの迷惑メールをフィルタリングするブラックリストやキーワードの中にフィッシング関連の情報を追加し判定できるようにした。また,個人情報を送信した記録を2カ月分残し,請求が来た場合でもどのサイトに個人情報を送ったのかという証拠を残せる。(2)の総合ウイルス防止では,ネットワークを介して感染するウイルスに対応するようにした。感染ファイルを送り込まれる前の段階でシャットアウトする。(4)のスパイウェア検出・駆除に関しては,スパイウェアと判定するパターンを3500種類以上に増やした。これまでは検出した後の処理をユーザーに任せていたが,これを駆除するようにした。

 店頭およびオンラインでの販売は10月22日から始める。現在ウイルスバスターを使っているユーザー向けの無償アップデート・プログラムの公開は10月12日から。価格は,1ユーザの場合パッケージ版が8925円,ダウンロード版が5250円。また,ウイルスバスター2005から5ユーザーパックを用意した。この場合,パッケージ版が3万3600円,ダウンロード版が1万9688円。

(堀内 かほり=日経バイト)