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 イー・アクセスは2004年10月14日,携帯電話事業を実施する帯域として1.7GHz帯への参入を表明した。同年9月30日,総務省が新規参入向けの周波数候補として2010M~2025MHzに加えて1.7GHz帯を挙げたことを受けたものである。同社では,2005年中に免許を取得し,2006年にはサービス提供を開始したいと希望している。

 イー・アクセスはこれまで2GHz帯(2010M~2025MHz)での実験免許を取得し,実証実験を進めてきた。2010M~2025MHzは第3世代移動通信技術(IMT-2000)のTDD(時分割複信)向け帯域。TDD方式は同じ周波数を使って上りと下りの通信をする。一方,1.7GHz帯はFDD(周波数分割複信)向けの帯域。FDD方式は,上りと下りの通信で別々の帯域を必要とする。こちらは,現行の第3世代携帯電話の通信方式で採用されており,NTTドコモとボーダフォンはW-CDMA,KDDIはCDMA2000という方式でサービスを提供している。イー・アクセスによると,1.7GHz帯での通信方式としてW-CDMAとCDMA2000の両方を検討するという。

   既存事業者向けとして検討されている800MHz帯に関しては「ソフトバンクのように行政訴訟を起こしてまで参入する意向はない」とコメント。また新規参入向けの1.7GHz帯や2010M~2025MHzについては,「あくまでも新規事業者に限り,既存事業者の関係会社は対象から外すべきだ。既存事業者の関係会社が参入することには徹底的に反対する」と述べた。

(堀内 かほり=日経バイト)