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 インテルは2005年1月19日,ノートパソコン向けのチップ群「Centrino」の新製品を発表した。Centrinoブランドを付けられるのは,同日発表したCPU「Pentium M」と,チップセット「915 Express」,無線LANの「PRO/Wireless 2915ABG」または「PRO/Wireless 2200BG」の組み合わせとなる。
 開発コード名「Sonoma」と呼ばれていたもの。Centrino新版の特徴は,まず基本性能の向上。Pentium Mのフロントサイド・バス(FSB)は533MHzに向上し,主記憶はDDR IIに対応。これにより,同じ1.6GHz動作でも,性能が約5%向上したという。MobileMark 2002テストによるバッテリ駆動時間は1.6GHz動作で304分と,従来と変わらない。2GHz動作でも288分駆動できるという。またチップセット内蔵のグラフィックス性能も約2倍に向上させた。このほかPCI Expressに対応し,外付けグラフィックス・チップとの間のデータ転送速度を最大4倍に向上させたという。
 また家庭での利用を想定し,AC97に代わり「ハイ・デフィニション・オーディオ」を搭載。5.1チャンネルまたは7.1チャンネルのサラウンド機能にも対応した。企業ユーザー向けの機能としては,オプションだがセキュリティ機能を強化した「PROSet/Wirelessソフトウェア」を用意した。IEEE802.11iとWPAに対応したほか,「トラブルシュータ」と呼ぶウイザード形式の設定支援機能も備えている。またセキュリティ機能としてはほかに,プログラムの不正な実行を制約するExecution Disable Bitも備えている。
 Centrinoブランドに対応したパソコンは,同日付けで80機種以上が各メーカーから発表される。Pentium Mの動作周波数は2.13GHz~1.2GHzまで6製品。Centrinoブランドは付かないが,1.5GHzまたは1GHz動作のCeleron Mもある。

動作周波数2次キャッシュFSB熱設計電力1000個ロットの価格
Pentium M 7702.13GHz2Mバイト533MHz27W6万7190円
Pentium M 7602.00GHz2Mバイト533MHz27W4万4620円
Pentium M 7501.86GHz2Mバイト533MHz27W3万1010円
Pentium M 7401.73GHz2Mバイト533MHz27W2万5420円
Pentium M 7301.60GHz2Mバイト533MHz27W2万2040円
Pentium M低電圧版7581.50GHz2Mバイト400MHz10W2万9960円
Pentium M超低電圧版7531.20GHz2Mバイト400MHz5W2万7630円
Celeron M 3701.50GHz1Mバイト400MHz21W1万4130円
Celeron M超低電圧版3731GHz512Kバイト400MHz5W1万6980円
(北郷 達郎=日経バイト)