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 グーグルは2005年3月9日,検索キーワードの候補を提示するシステム「Googleサジェスト」を公開した。米Google社が2004年12月にベータ版を公開していた「Google Suggest」の日本語版である。Googleが提供するインターネット検索サービスのキーワード入力欄がドロップダウン形式のリストボックスになっており,そこに文字を入力すると,その文字から始まる語句をリストボックスに一覧表示する。ユーザーがキーワードを入力する手間を軽減したり,これまで知らなかった語句もキーワードにできるといったメリットがある。その語句を含むWebページの数も表示される。

 Googleサジェストは,Googleが実験的に公開するシステムを集めた「Google Labs」から利用できる。例えばキーワード入力欄に「科学」と入力すると,「科学技術庁」や「科学博物館」が候補として表示される。続けて次の文字を打ち込むと,インクリメンタル・サーチの仕組みで候補が絞り込まれていく。日本語の場合は,かな漢字変換ソフトでひらがなを入力している途中にもこの仕組みが働く。例えば「か」と打つと「価格」「確定申告」などが表示され,続いて「が」を入力すると「香川県」「科学」などに絞り込まれる。複数のキーワードを組み合わせて検索する場合は,関連の深い語句も提案する。「科学」と入力したあとにスペースを挿入すると,二つ目のキーワードとして「実験」「雑誌」「技術」といった語句が提示される。

 提示する語句の順は,ユーザーが調べたい可能性が高いとGoogleが判断した順だという。そのアルゴリズムの詳細は明らかにしていないが,Googleのインターネット検索サービスに多く入力された語句などを優先的に提示するといった仕組みを盛り込んでいる。個々のユーザーの検索履歴など,ユーザーのパソコンに蓄積された個人の情報は利用していないという。サポートするブラウザは「Internet Explorer 6.0」以降。実際に試してみたところ,「Mozilla FireFox 1.0」でも特に問題なく動作した。

(八木 玲子=日経バイト)