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 NTTレゾナントは2005年4月19日,ポータルサイト「Goo」上で開設している実験サイト「Gooラボ」において,店舗などの情報が記載された地図を閲覧できる「エリア情報検索実験」を公開した。マウスをドラッグした方向に地図が滑らかにスクロールする。WebブラウザとWebサーバーを非同期に通信させ,ページ遷移なしで表示を変更する「Ajax」という手法を用いて実現している。同様のサービスは,米Google社の「Google Maps」や,サイバーマップ・ジャパンの「マピオンラボ」で既に実現されている。

 Ajaxとは,Asynchronous JavaScript + XMLの略。Google Mapsなどで用いられているWebアプリケーションの実現手法を称する言葉で,Weblog(ブログ)などを中心にこのところ話題を集めている。Ajaxの特徴は,Webページに埋め込まれたJavaScriptのプログラムがWebブラウザとWebサーバーの仲介役をすること。JavaScriptのプログラムが,あらかじめ関連する情報を,表示しているぶんより多めにダウンロードしておく。ユーザーがWebページに対してキーボードやマウスの操作を加えても,その範囲内であればWebサーバーに問い合わせをすることなく画面の表示を変える。その際,状況の変更に応じてさらに補充するデータをWebサーバーにリクエストし,バックグラウンドでダウンロードしておく。こうして,ページ遷移をすることなく素早く表示を変更する。

 Ajaxの手法を使うと,Webサービスの使い勝手を大幅に向上できる。例えば従来の地図情報サービスを考えてみよう。現在表示されている地図の少し右側の地点を表示させるには,右側の地図データを表示させるためのアイコンをクリックする。そしてWebサーバーからデータが送り返されてくるのをじっと待つ。Ajaxならマウス操作で地図を自由に動かせるため,直感的な操作が可能になる。地図情報サービスだけでなく,Googleが提供する検索キーワードの提案サービス「Google Suggest」などでもAjaxの手法が用いられている。

(八木 玲子=日経バイト)