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 オムロンは2005年8月4日,電池駆動可能な無線LAN対応のネットワーク・カメラを発表した。同社とフリービットが2005年12月から出荷を始めるホームセキュリティ商品「Xtyle(エクスタイル)」の一部で,電源ケーブルとLANケーブルがなく設置が容易という特徴がある。単2電池4本で6カ月程度使用できる(1日の撮影枚数が20枚の場合)。

 Xtyleはユーザーが携帯電話で操作できる制御用のコントローラおよびドアや窓に設置するセンサーを組み合わせて使う。電池駆動にするため,新たに省電力モードを実現する無線技術「Sensing+(センシングプラス)」を開発した。Sensing+は無線LANと特定小電力無線を組み合わせた無線技術で,コントローラがカメラを起動するなど制御時に特定小電力無線を使い,画像データの送信には無線LANを使う。

 例えばドアや窓に取り付けたセンサーが異常(外部からの侵入など)を感知すると,コントローラがユーザーの携帯電話に通知する。ネットワーク・カメラは通常電源オフで,ユーザーは携帯電話から専用サーバーにアクセスし,そこからコントローラを介して自宅のネットワーク・カメラを起動する。コントローラはフリービットのネットワーク技術「Emotion Link(エモーションリンク)」に対応しており,NAT(Network Address Transration)やファイアウォールが介在してもネット上の専用サーバー(フリービットが所有)と通信できる。

 特定小電力無線の周波数は429MHz,通信速度は1.2kビット/秒。無線LANはIEEEE 802.11b/gに対応する。コントローラは高さ219×幅182×奥行き86mm,重量が約490g。ネットワーク・カメラは30万画素で,携帯電話で表示する際にQVGA(240×320ドット)に変換する。想定実売価格は,コントローラ,ワイヤレスカメラ,センサー2個のセットで10万円前後,コントローラとカメラのセットで8万円前後。

(堀内 かほり=日経バイト)